池井戸ドラマ対決は「半沢直樹」に軍配、決め手は“過剰演出” (日刊ゲンダイ2013年7月17日)

池井戸ドラマ対決は「半沢直樹」に軍配、決め手は“過剰演出”
【芸能】
日刊ゲンダイ2013年7月17日 掲載

http://gendai.net/articles/view/geino/143481

<専門家が絶賛するTBS「半沢直樹」>

 直木賞作家、池井戸潤の小説を連続ドラマにしたTBSの「半沢直樹」(日曜21時~)とNHKの「七つの会議」(土曜21時~)。どちらもサラリーマンの苦闘を描いた話題作だが、2回目で視聴率が20%を超えた前者(平均21.8%=ビデオリサーチ調べ、関東地区)に対し、後者は初回が6.1%。明暗がクッキリと分かれてしまった。

【TBS】スペシャル見逃しダイジェスト1話『半沢直樹』&2話予告


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http://youtu.be/7ZDBNs1lM50
公開日: 2013/07/09

見逃した方!もう一回見たい方!7月7日(日)スタートした日曜劇場『半沢直樹』の1­話ダイジェスト&2話予告のスペシャル映像です! ※番組公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

☆第2話(7月14日放送)あらすじ
半沢(堺雅人)の勤める東京中央銀行は、西大阪スチールへの融資で5億円の不良債権を­抱え込むことになり、半沢は自身の命運を賭けて融資金の回収に動く。そんな中、残され­た資料から同社の倒産が「計画倒産」であった疑いが浮上。
半沢は西大阪スチール倒産の影響で連鎖倒産を余儀なくされた竹下金属の社長、竹下清彦­(赤井英和)に協力を仰ぎ、苦労の末、ついに東田社長(宇梶剛士)が海外に所有してい­る時価5千万円の別荘の存在を突き止める。 .しかしこの物件の存在には国税局もほぼ同時に気が付いており、資産差し押さえを巡っ­て半沢と国税局査察部統括官の黒崎(片岡愛之助)との間で激しい攻防が繰り広げられる­。
東田が隠す資産の行方は?そして姿を消した東田と未樹(壇蜜)に先に辿り着くのは半沢­か、それとも国税局の黒崎か!?

■日曜劇場『半沢直樹』概要
直木賞作家、池井戸潤の話題作がついに民放地上波初登場!!
原作は、「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞、「鉄の骨」で第31回吉川英治文学­新人賞、「下町ロケット」で第145回直木賞を受賞した池井戸潤の人気小説「オレたち­バブル入行組」と「オレたち花のバブル組」。
バブル期に大手銀行に入行した半沢。しかしその銀行員生活は波乱に満ちていた!
バブル期、都市銀行の数は全部で13行。銀行に入ったら一生安泰と言われていた時代で­、銀行員はエリートの代名詞でもあった。そんな日本経済が熱狂していた時代に入行した­のが、いわゆる「バブル入行組」。この物語は、そんなバブル期に東京中央銀行に入行し­たバンカー・半沢直樹が、銀行の内外に現れる「敵」と戦い、組織と格闘していく様子を­中心に描いていきます。
堺雅人と上戸彩が10年ぶりに共演!
主演を務めるのは、昨年10月放送のTBS金曜ドラマ『大奥~誕生[有功・家光篇]』­での好演も記憶に新しい堺雅人。間違ったことがあれば、たとえ上司であろうと態度を曲­げない融資課長・半沢直樹(はんざわ・なおき)役を演じます。敵を追い詰めていく攻撃­的な顔と、部下や家族に見せる優しい顔を併せ持つ半沢の魅力的なキャラクターを堺がど­のように演じるのか、注目が集まります。
また、そんな弁が立つ半沢を唯一言い負かせる存在であり、明るく爽やかに支える妻、半­沢花(はんざわ・はな)役を上戸彩、東京中央銀行で歴代最年少のスピード出世で常務に­上り詰めた切れ者、大和田常務(おおわだじょうむ)役を香川照之が演じます。
他に、常に広い心を持って半沢を見守る東京中央銀行頭取、中野渡(なかの・わたり)役­に北大路欣也、半沢の同期でよき相談相手、渡真利忍(とまり・しのぶ)役に及川光博が­、さらに中島裕翔(Hey!Say!JUMP)、壇蜜も出演が決定、多彩なキャストで­お送りします!


【TBS】日曜劇場『半沢直樹』第2話見逃しダイジェスト&第3話予告


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http://youtu.be/lbzANs_5e9c
公開日: 2013/07/16

「やられたら倍返しだ!」が早くも流行語に!7/21(日)は参院選で休止、その分2­8(日)OAの第3話は15分拡大スペシャル!
★番組公式ホームページ http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/
★番組facebookも「いいね」してね!https://www.facebook.com/hanzawa.naoki
★第2話までのあらすじと第3話みどころ:半沢の勤める東京中央銀行は、西大阪スチー­ルへの融資で5億円の不良債権を抱え込むことになり、半沢は自身の命運を賭けて融資金­の回収に動く。そんな中、残された資料から同社の倒産が「計画倒産」であった疑いが浮­上。
半沢は西大阪スチール倒産の影響で連鎖倒産を余儀なくされた竹下金属の社長、竹下清彦­(赤井英和)に協力を仰ぎ、苦労の末、ついに東田社長(宇梶剛士)が海外に所有してい­る時価5千万円の別荘の存在を突き止める。
しかしこの物件の存在には国税局もほぼ同時に気が付いており、資産差し押さえを巡って­半沢と国税局査察部統括官の黒崎(片岡愛之助)との間で激しい攻防が繰り広げられた末­、別荘は差し押さえ寸前で国税局の黒崎(片岡愛之助)に横取りされる結果となってしま­った。そんな半沢を次に待ち受けていたのは、裁量臨店(さいりょうりんてん)という、­本部からの内部検査。しかしその検査は、融資事故の全責任を半沢に押し付けようとする­浅野支店長(石丸幹二)が意図的に仕組んだもので、浅野の息のかかった人事部の小木曽­(緋田康人)を中心としたメンバーで構成されていた...。

 専門家も「半沢直樹」に軍配を上げる。作家の麻生千晶氏は、「久しぶりにTBSがやる気を出したドラマ。今クールで一番」と評価する。

 メガバンクの融資課長が内外の敵と立ち向かう物語。主人公の半沢を演じるのは、「リーガル・ハイ」の変人弁護士役が記憶に新しい堺雅人(39)だ。

「背が高いわけでも美男子でもない。大スターとしての要素は備えていないのに、醸し出される雰囲気は、ほかの役者と全然違う。独特のオーラがあるのです。演出も彼の力を最大限に引き出すのに成功している。半沢が本店の会議室で審査や人事の上役を相手にまくし立てる場面は、真っ正面からのドアップで、迫力あるシーンに仕上げていた。キャストも気が利いています。国税局の統括官を演じる片岡愛之助、支店長演じる“ミュージカル界の貴公子”の石丸幹二。敵役の2人が、いい味を出しています」(麻生氏)

 視聴者構造の変化にも対応している。ドラマ評論家のこうたきてつや氏が言う。

「最近は、オジサン視聴者のオバサン化が始まっているのではないでしょうか。バブル世代やロスジェネ世代の女性は相変わらず元気ですが、男性は疲れている。“ちょっと一杯”の軍資金もなく、そそくさと自宅に帰り、オバサンのようにドラマを見て暇をつぶす。そういった人たちが求めているのは、感情移入ができる武闘派エンターテインメント。“倍返しだ”の決めぜりふは、時代劇やヤクザ映画のようですが、見る側は痛快です。だから、現実の世界をそのまま描こうとしていない。国税庁の職員に隊列を組んで行進させたり、妻役の上戸彩に“負けんじゃねえぞ”と言わせたり。意図的に劇画化している。だれも半沢のように振る舞えません。視聴者も十分に知っているだけに、フィクションはフィクションとして楽しみたいのです」


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<生真面目が裏目に出たNHK「七つの会議」>

 一方、NHKの「七つの会議」は厳しい評価だ。中堅電機メーカーを舞台にした内部告発がテーマだ。主人公は東山紀之(46)で、業績を上げられずに苦しむ平凡な営業課長を演じている。

NHK「七つの会議」公式サイト

「これまでの企業ドラマは、サラリーマンの葛藤をシリアスに描くのがお約束でした。『七つの会議』も、生真面目に企業の内部を描写しモラルや人間模様を映し出しています。ただ、それでは今の視聴者は憂さを晴らせない。ドラマを見ても、“確かにそうだよね”と思うだけです。“企業や組織内での葛藤”の次に“留飲を下げる憂さ晴らし”がないと受け入れがたいし、救いがありません」(こうたき氏)

 NHKらしく、映像は凝っている。それも今回は裏目に出た。
「淡いブルーの薄暗い画面は気取っていますが、見る側の気持ちまで重くしてしまう。眉間にしわを寄せて悩んでいる主人公の姿も、シリアスですが面白みがない。ドラマ『カラマーゾフの兄弟』でも力を見せつけた吉田鋼太郎が、悪に足を突っ込んだ陰のある役で見応えのある演技をしているだけに、なんとも残念です」(麻生氏)


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 原作はどちらも面白いだけに、演出の力量で差がついた格好である。



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