百度(バイドゥ=BIDU)ほか「新興国スター銘柄」は米国市場でしか投資できない

百度(バイドゥ=BIDU)ほか「新興国スター銘柄」は米国市場でしか投資できない
NEWSポストセブン2012.03.26 16:00


 いま投資先として注目度が高まっているのが米国市場。世界を代表する企業に投資できるうえ、上場銘柄数は1万4000を超える。その中でも特に注目度が高いのが、新興国の「スター銘柄」だ。新興国投資のカリスマとして知られるグローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が解説する。

 * * *
 世界人口は今や70億人に達し、その4割を占める新興国を中心に今後も伸びることが予想されている。そして、その国の1人当たりGDPが3000ドルを超えると1万ドルまで高成長が続く傾向が強い。たとえば中国は2012年3月現在4400ドルとその真っ只中にあり、他国も追随するなかでは、やはり新興国の台頭は外せないテーマとなる。

 実は、それら新興国のなかでもITやバイオといった先進企業は、より高い評価を求め、自国ではなく、米国市場に上場するケースが増えている。

 その筆頭が、「中国のグーグル」といわれる百度(バイドゥ=BIDU)だろう。中国で圧倒的なシェアを持つ検索最大手だが、中国本土や香港市場ではなく、2005年にナスダックに上場。米国でしか買えない中国株の代表格であり、株価はここ3年で10倍以上になっている。今後も中国のインターネット人口が年間数千万人単位で伸びていくことを考えると、成長余地は大きく、さらなる株価上昇が期待できるだろう。

 中国のIT企業といえば、5年で株価が40倍になった騰訊控股(テンセント=香港上場)が有名だが、「明日のテンセント」と目されているのが奇虎(Qihoo=QIHU)。中国のセキュリティソフト最大手で、同社もまたネット人口の拡大による成長が望める。さらには、動画共有サイトを運営し「中国のYouTube」といえる優酷網(YOKU)なども注目しておきたい。

 一方、他の新興国では、ブラジルやアルゼンチン、メキシコなどで電子商取引サイトを運営し、いずれもトップシェアを誇るメルカド・リブレ(MELI)は「南米の楽天」といったところ。こちらは南米のネット市場の拡大で今後も大きな伸びが見込めるに違いない。

 あるいは、「インドの一休」ともいうべきオンライン旅行代理店最大手のメイクマイトリップ(MMYT)、「ロシアのグーグル」といわれる同国の検索最大手・ヤンデックス(YNDX)なども有望だ。

 これら新興国の「スター銘柄」はいずれも本国では上場しておらず、米国市場でしか狙うことができないのである。

「中国のグーグル」といわれる百度(バイドゥ=BIDU)
騰訊控股(テンセント=香港上場)
「明日のテンセント」と目されているのが奇虎(Qihoo=QIHU)
「中国のYouTube」といえる優酷網(YOKU)
「南米の楽天」メルカド・リブレ(MELI)
「インドの一休」メイクマイトリップ(MMYT)
「ロシアのグーグル」ヤンデックス(YNDX)

関連書籍

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・サイズ: 単行本
・ページ数: 263p
・ISBNコード: 9784798125442

【内容情報】
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2 今後の投資戦略からひも解く、利益を出すための米国株ノウハウ(この10年間で何が一番上がったのか?/商品の時代と株の時代 ほか)
3 そもそも米国株はどこで売られている?日本からはどうやって買えばいい?(米国に市場はいくつある?/世界中の有望企業が買える仕組みとは?-ADRについて ほか)
4 トップアナリストが選ぶ厳選銘柄(スマートイノベーションの覇者を競う米国IT御三家/新興国の中で特に高い成長性を期待できるネット関連株 ほか)
5 まだあるおススメ25銘柄

【著者情報】
戸松信博(トマツノブヒロ)
1995年よりいち早く中国株に注目。鋭い市場分析と自ら現地企業訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ「中国株通信」の購読者数は3万人を超える。現在はグローバルリンクアドバイザーズ代表として、新興国に投資するファンドの組成運用も手がけ、多くの投資家の支持を集めている。

※マネーポスト2012年春号


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